Japan CRO Association Annual Report 2022
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2022年度は、タスクフォースとしてリモートアクセスTF、電磁化推進TFに加え、新たに協会活動の内外への情報発信に関する情報発信TF(仮称)を立ち上げ、協会プレゼンス向上を図ります。また、委員会活動として、7つのテーマを設定。データインテグリティ啓蒙活動では、データインテグリティ宣言の理解浸透を、研修会などを通じて三団体共同で推進します。さらに、新たなテーマとして、協会活動の活性化を目的とする協会事務局機能の強化、PV業務に関する業界課題の探索・検討にも注力します。政策委員会のミッションは、「業界、協会の発展を目的とし、重要な課題及び横断的な課題に関しタスクを作り検討、理事会に提言する」ことです。2021年度は2つのタスクフォース(TF)と8つのテーマで活動しました。リモートアクセスTFでは、コロナ禍の中、リモートアクセスモニタリングを適切に実施していくために、現状整理と考え方を取りまとめ、他団体との意見交換、学会等での発表を行い、その促進に取り組みました。協会のリモート閲覧室を増室し、利用医療機関も5施設に拡大しました。データインテグリティ啓蒙活動は、日本製薬工業協会、日本SMO協会との三団体での共同企画です。データインテグリティが保たれていることの重要性を改めて認識することを目的に、「データインテグリティ宣言〜私たちの宣言〜」を策定し公表しました。当協会のプレゼンス向上を目指し、協会が取り組むべき課題について、会員にアンケートを行いました。2021年7月9日に会員座談会(参加19社26名)を開き、発信力強化、充実すべき協会機能、他団体との連携、新しい取り組みなどについて意見交換を行いました。この結果を2022年度の協会活動に繋げてまいります。2021年度の活動を語る会を9月10日に開催しました。当協会が業界Hub役となり、関連6団体の活動内容を共有するとともに、「日本の治験を止めるな」と題したパネルディスカッションを行い、より効率的なモニタリングのあり方について意見交換を行いました。また、新たな取り組みとして、患者団体との関係構築の模索、e-Clinical ソリューション・ベンダー・コミュニティ企画、臨床試験のフィールドをそれぞれ担うSMO協会との協働企画などを立ち上げました。12   2021年度の活動内容   2022年度の活動方針・課題政策委員会CRO業界における重要かつ横断的な課題にタスクフォースを結成して取り組むREPORT

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