Japan CRO Association Annual Report 2022
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1. 関連法規を遵守します2. 高い倫理観をもって行動します3. 人権を尊重します4. 利益相反行為は行いません5. 反社会的勢力との関係は持ちません6. ステークホルダーと健全な関係を構築します7. 情報を適切に管理します8. データの信頼性の確保に取り組みます9. ハラスメント行為を排除します10. コンプライアンス意識の徹底に取り組みます令和2年10月1日  一般社団法人 日本CRO協会  会長 植松 尚コンプライアンスCTは、「会員に対してさらなるコンプライアンスの周知・徹底を図り、コンプライアンスリスク低減につなげる」、「CRO協会のコンプライアンス重視の姿勢を内外に周知する」ことを目的として、2021年度より7名+オブザーバー1名にて活動を開始しました。これまでには、事業検討委員会(CT)の前身組織にあたるコンプライアンス・タスクフォースにて、当協会の「コンプライアンス宣言」を発表。継続して2021年度は、「コンプライアンス宣言」を協会内外のより多くの方々に認知してもらう為の対応策の検討や、コンプライアンス・リスクの低減に向けたヒヤリハット事例等の収集及び検討を行ってきました。「CRO協会及び協会員が、日々の活動においてコンプライアンス遵守の強化をより推進し、医療の向上に貢献する」ことを支援すべく、今後も活動していきます。協会加盟各社が最も重視すべき事項であるコンプライアンスについて、協会としても「コンプライアンス宣言」を定めてその浸透を図っており、当CTも定着に向けて衆知を集めて浸透策を練っています。また、近時重要性が増している個人情報保護についてのグローバルスタンダードになりつつあるEUのGDPRについて、その理解を促進するための協会主催の研修の企画や、個人情報保護法を日常のCRO業務において遵守するための知識やノウハウ等の情報収集・発信も実施したいと考えています。◆2021年7月より活動を開始CRO協会政策委員会にて、コンプライアンスに関する活動を継続的に進めることが決まり、 2021年7月27日に第1回会合を開催。事業検討委員会(CT)としてコンプライアンスCTを発足させ、その活動を開始しました。◆個人情報保護法の検討及び「コンプライアンス宣言」の浸透活動、 CRO事業における「GDPR」の留意点等の検討改正頻度も高い「個人情報保護法」について、CRO業務にて扱う個人情報にはどのような個人情報があるか、誤って扱ってしまうヒヤリハット事項はといったテーマを設定し、検討を進めました。また、「GDPR」についても、CRO事業を遂行する上で考慮しておくべき留意点等についての検討を開始しました。さらに「活動を語る会」では、協会内外の方々に向けて、コンプライアンスCTが発足した経緯及び活動目的の説明や、以前に当協会より発表された「コンプライアンス宣言」についての紹介等を行いました。コンプライアンス宣言(抜粋)CRO協会及び協会員が、日々の活動においてコンプライアンス遵守の強化をより推進し、医療の向上に貢献するため以下の如く宣言いたします。 2022年度に注力したい施策は、CRO協会主催の研修会や発行物にてコンプライアンス宣言をアナウンスし、当協会のコンプライアンス宣言の浸透を図ることです。さらに、GDPRへの対応についての検討及び協会員への研修を実施したいと考えています。また、個人情報の取り扱いにおける留意点についても引き続き検討していきます。16   2021年度の活動内容   リーダー総括   メンバーからのコメント   2022年度の活動方針・課題REPORT事業検討委員会【コンプライアンス】コンプライアンスに関する活動を促進するため、昨年2021年度に新たに発足

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