Japan CRO Association Annual Report 2025
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理事理事副会長理事参与イーピーエス株式会社(株式会社EPNextS)安藤 秀高ArkMS株式会社矢作 友一Fortrea Japan株式会社濱野 史明ICONクリニカルリサーチ合同会社小川 淳メディカル・データ・ビジョン株式会社小川 武則ドラッグロスや規制環境の変化が進む中、CROの果たす役割はますます重要となっています。信頼性の高いデータ提供と効率的な開発支援を通じ、患者志向の医薬品開発に貢献したいと思います。また、積極的な情報発信を通じて、業界の透明性向上と国内外のステークフォルダーとの相互理解を協会の皆様と共に築いて行く所存です。ドラッグロス問題は深刻さを増しています。協会内での取り組みに加え、協会外との連携が不可欠ですが、関係ステークホルダー間の相互理解さえ、未だ十分とは言えません。協会として、これまでよりはるかに高い発信力、理解力、決断力、そして行動力を示す時です。本年度は治験エコシステムの実装に伴い、日本での臨床試験の手法が大きく変わろうとしています。Unmet Medical Needsの大きい疾病に対する画期的な新薬は、患者様にとっては大きな望みであり、Clinical Research as a Care Option(CRaaCO)という概念が海外では提唱されています。日本の患者様が新薬開発に参加できる機会を増やせるよう構造改革に尽力して参ります。ドラッグロスという大きな課題に対して、協会や業界が何を為すべきかを考え、積極的に活動を行い、その解消へ向けて尽力します。関係する皆さんと協働し事に当たっていきたいと考えております。ドラッグロス問題を契機に治験エコシステム推進事業により治験の合理化が議論されています。GCP Renovationによる「考えるGCP」への変革も求められています。治験実施国としての魅力を向上させ治験市場の更なる成長に向け、皆さんと共に他団体と連携し治験の効率化・活性化に積極的に取り組んでいきます。102024年度の当協会の役員をご紹介させていただきます。役員紹介

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