Japan CRO Association Annual Report 2025
11/40

Japan CRO Association Annual Report 2025理事監事副会長理事監事IQVIAサービシーズジャパン合同会社松田 秀康エイツーヘルスケア株式会社神谷 均株式会社インテリム岩﨑 政司パレクセル・インターナショナル株式会社片岡 睦国株式会社エスアールディ稲上 格ドラッグロスを解消するためにGCP Renovationに基づく更なる臨床試験の効率化が求められています。病気と闘う患者さんに一日も早く世界最先端の医療を届けられるよう、協会加盟各社と協力しながら、取り組んで参ります。また、コンプライアンスCT担当理事として業界のコンプライアンス意識向上にも寄与致します。昨年度は、医薬品・医療機器の開発が北米中心という傾向が益々顕在化し、国内における開発環境は厳しい状況に置かれています。日本CRO協会は国内における医薬品開発の停滞を少しでも解消するべく前向きな姿勢で開発支援業務に携わっております。本年も宜しくお願い申し上げます。今後改正されるGCPガイダンスへの対応、ドラッグラグ/ドラッグロスを解消するための治験エコシステムの促進など、会社や組織の枠を超えて、協力していかなければならないことが多くあります。CRO協会でこれを進めるとともに、CRO協会がこの活動でリーダーシップを発揮できればと思います。ドラッグロス/ラグをはじめとする社会課題の解決に向け、国からも複数の施策が打ち出される等、治験を取り巻く環境は変化し続けています。日本CRO協会としても政策委員会やワーキンググループ等の活動を通じて検討を深め、日本の臨床試験の活性化に引続き取り組んで参ります。GenAIの導入から数年が経過し、実際の医療現場での使用はまだ少ないものの、臨床試験の環境に大きな変革をもたらすことは論を待ちません。CRO各社や関係団体と協力し、GenAIの利活用を含む、様々な改革を通じて治験環境を改善し、日本での治験実施数を増やすことで、新薬が一日でも早く患者さんに届くよう努力していきたいと思います。11

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る