セミナー

日本CRO協会主催 「eClinical Solutions Forum 2025」開催案内

一般社団法人 日本CRO協会 会長 藤枝 徹

謹啓
時下、皆様におかれましては益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。また、日頃は日本CRO協会の活動にご協力いただき厚く御礼申し上げます。

さて、昨年ご好評をいただきました「eClinical Solutions Forum 2024」に続き、本年も3回目となる「eClinical Solutions Forum 2025」を開催する運びとなりました。
本フォーラムでは、日本国内での導入が進むDCT関連サービスの状況や事例、加えて治験DXに関連する様々なソリューションについてご紹介いたします。

日本CRO協会では、本邦におけるeClinical SolutionsならびにDCTの普及が、臨床試験における国際競争力向上のための重要なテーマであると考えております。本フォーラムでは、治験実施環境において、日本がグローバルと競い合えるレベルを目指し、様々なソリューションの最新動向やベストプラクティスを紹介いたします。

本会ではキーノートスピーチとして中外臨床研究センター佐藤立太郎様よりDCTの“理想”と“現実”についてお話しいただきます。規制の理解、各種DCTのツール利用、さらにはステークホルダーとの連携について貴重なお話をうかがい、参加者の皆様の実務にお役立ていただける知見を提供したいと考えています。
また、パネルディスカションでは、スポンサー、CRA、CRC、DCTベンダーの方々にご登壇いただき、現場の課題認識の共有と解決策について議論いたします。
既にeClinical SolutionsやDCTの活用を検討されている方、特に臨床試験デザインをご担当の皆様にぜひご参加いただき、ソリューションベンダー各社が展開しているeClinical Solutionsをご理解いただくことで、今後のご活動にお役立ていただければ幸いです。

なお開催形式は集合型(対面開催)とさせていただきました。ぜひ皆様と直接お会いし、eClinical SolutionsおよびDCTのさらなる普及促進に向けて有意義な機会としたく、ご案内申し上げます。
ご参加をご希望の方は、下記お申込み方法をご確認のうえ、11月7日(金)までにお申し込みくださいますようお願い申し上げます。

なお、誠に恐縮ですが、業界関係者以外の方のご参加はご遠慮頂いております。ご了承ください。

謹白

日本CRO協会主催 「eClinical Solutions Forum 2025」プログラム

日時 2025年11月11日(火)13:00~19:30
参加費 無料
場所

日本橋ライフサイエンスハブ
住所:東京都中央区日本橋室町1-5-5(室町ちばぎん三井ビルオフィス棟 8 階)

  • 東京メトロ半蔵門線・銀座線「三越前」駅直結
  • JR 総武線快速「新日本橋」駅直結

三越前駅、新日本橋駅からのアクセス

  • COREDO 室町 3 の地下一階入り口を入り、突き当たりまで進む
  • 突き当たり右手にあるオフィスエントランスからオフィス棟(室町ちばぎん三井ビルディング)へ
  • オフィス棟のエレベーターで8 階までお越しください

第一部:13:00-14:10 「全体セッション」

13:00-13:05 開会挨拶
日本CRO協会 会長 藤枝 徹
13:05-13:45 キーノートスピーチ
DCTの“理想”と“現実” 中外製薬の取り組みと乗り越えるべき壁
株式会社 中外臨床研究センター  佐藤 立太郎 様
13:45-14:10 治験エコシステム推進 CRO協会としての取り組み
日本CRO協会 政策委員/IQVIAサービシーズジャパン合同会社  小峰知子

第二部:14:20-16:55 「各社ソリューション紹介」

14:20-14:40 第一会場: Veeva Japan株式会社
第二会場: 富士通株式会社
14:40-14:45 (会場移動)
14:45-15:05 第一会場: メディカル・データ・ビジョン株式会社(MDV)
第二会場: 日本オラクル株式会社
15:05-15:15 (会場移動&休憩)
15:15-15:35 第一会場: TXP Medical株式会社
第二会場: 3Hメディソリューション株式会社
15:35-15:40 (会場移動)
15:40-16:00 第一会場: IQVIAサービシーズ ジャパン合同会社
第二会場: アガサ株式会社
16:00-16:10 (会場移動&休憩)
16:10-16:30 第一会場: 株式会社Buzzreach
第二会場: メディデータ・ソリューションズ株式会社
16:30-16:35 (会場移動)
16:35-16:55 第一会場: サイネオス・ヘルス・ジャパン株式会社
第二会場: 日本電気株式会社(NEC)

第三部:17:05-17:50  「パネルディスカッション」
-DCTの導入課題と現実-
「治験に関するステークホルダー同士の課題共有と解決策とは」

第四部:17:55-18:00 閉会挨拶 日本CRO協会 参与 小川 武則

第五部:18:00-19:30 「情報交換会」

お申込み方法

ご参加をご希望の方個人が下記のURLからお申し込みください。

お申込みはこちら
なお、定員は100名とし、申し込みが定員に達した時点で締め切らせていただきます。また、1社からは3名を上限とし、必要に応じて調整させていただくこともございますのでご了承ください。

個人情報について

参加申込み時にご登録いただきました個人情報(氏名、会社名、部署、役職、メールアドレス)はCRO協会より協力企業に提供され、企業が今後DMや電子メールなどにより、セミナーのご案内や製品・サービスの営業活動に利用させていただきます。もしご同意いただけない場合は申込み時に本項目について「同意しない」を選択してください。その場合は協力企業への情報提供は控えさせていただきます。
※イベント協力企業の個人情報の取扱いについては、以下をクリックしてご確認ください。

日本CRO協会事務局
電話 0120-353-125 FAX 0120-353-126
メールアドレス info@jcroa.or.jp

演題名&講演概要

会社名 演題名&講演概要
Veeva Japan株式会社 「Veeva Clinical Platformが実現するエンドツーエンドの試験管理ソリューション」

臨床試験を効率的に進めるためには、スポンサー、CRO、実施医療機関の間でこれまで以上に大きな協力体制が求められます。しかし、担当者の誰もが膨大な量の業務に追われ、複数のシステムにログインし、さらにメールやポータルサイトのような手動ツールを使って文書やデータをやり取りしているのが現状です。本セッションでは、Veeva Clinical Platformが提供するエンドツーエンドの試験管理ソリューションをご紹介します。試験の立ち上げからクロージングにおけるトレーニング管理や文書授受、症例管理、モニタリング、安全性情報の配布、終了時のメディア納品等の各プロセスをシームレスかつ効率的に実施し、より質の高いコラボレーションを促進する弊社の取り組みを是非ご覧ください。

富士通株式会社 「デジタル協働が描く治験現場の新しいカタチ ~コラボレーションへの転換がもたらすオペレーション変革~」

治験エコシステム導入推進事業で注目されている「治験運用の更なる合理化」や「治験の質に関する課題」に寄与する、これからの治験オペレーションの姿についてご紹介します。治験推進の要であるコミュニケーションは従来のメールや電話から変わらないまま。これにより、治験関係者皆さまがおかれている現状と課題を明らかにして、今の当たり前をどう乗り越え、どのようにコラボレーションが実現できるのか、変革事例を交えてご説明します。関係者・業務・情報を一体化する「Collaboration for Patients」が、皆様のお悩みを根本から支え、オープンな情報共有とスリムなコミュニケーションを実現。皆さまがデジタルにつながる「協働」により、働きやすさと業務の再現性を高めることで、治験の効率化と品質の確保を両立する新たなオペレーション変革を実現します。

メディカル・データ・ビジョン株式会社(MDV) 「症例集積性向上へRWDを臨床試験に使ってみよう! ~治験エコシステム推進への貢献~」

PMDAが強力に主導している治験エコシステム導入推進事業において、国内治験全体の課題の1つとして「海外と比較し、国内治験の症例集積性の向上に大きく寄与する課題」が挙げられている。我々、臨床試験に携わる者として当課題に対して、あらゆる工夫に取り組み解消への道筋を創り上げなければならない。当セッションでは、工夫の1つとしてRWDの臨床試験での活用について取り上げ、実際の事例を交えて紹介し、その可能性や課題と解決策について皆様と一緒に考えていきたい。

日本オラクル株式会社 「Oracle Study Start Up Activate & eTMF. 臨床試験立ち上げの最適化と効率的な文書管理のための戦略とは?」臨床試験の成功には、迅速かつ効率的な立ち上げと、各地域の規制要件に準拠した文書管理が不可欠です。本セッションでは、Oracle Study Start Up ActivateとeTMFを活用し、試験開始までのプロセス最適化と、施設からの必須文書収集を含む文書管理の効率化を実現する戦略をデモも交えて紹介します。契約・IRB審査・文書管理を一元化することで、タイムライン短縮、透明性の向上、査察対応力の強化が可能となります。
TXP Medical 株式会社 「電子カルテデータと急性期部門システムを活用した治験・臨床研究支援」

TXP Medicalは、大学病院や中核病院から収集した構造化カルテテキスト、検査値、DPCを統合した医療データベースを提供しています。900項目以上の検査値を標準化し、病院横断で高精度解析を可能にするとともに、救急外来の部門システム「NEXT Stage ER(NSER)」を通じた患者抽出・通知により治験症例リクルートを効率化します。本講演では、実臨床に即したデータ活用事例、医師によるコンサルティングを含む治験支援の実装プロセスや製薬企業・CROへの提供価値についてご紹介します。

3Hメディソリューション株式会社 「国内初!マイナポータル連携を実装した被験者募集開始!今までにない全く新しい被験者募集のスキームとDCTサービスの融合によるエンロールメントとは?」国内最大の医療メディアネットワークと国内最大級の被験者ボランティアデータ、そしてm3の電子カルテネットワーク、国内医師の8割超が登録するm3.comを使った医師経由の被験者募集を一気通関に3Hは提供して参りましたが、11月より被験者ボランティアデータがマイナポータル連携を開始しました。これによりRWDを活用したより質の高い被験者のご紹介が可能になります。これらの施策にホームナーシングやサテライトサイト等のDCT関連サービスを組み合わせる事でコスト最適なエンロールメントプラン構築が可能となります。本セミナーではサービスの全体像と個別サービス単位のメリットを分かりやすくご説明いたします。当日ご来場者には患者調査・医師調査によるフィジビリティ無料特典をご提供いたします。
IQVIAサービシーズ ジャパン合同会社 「治験におけるFinancial Management: 財務管理の観点から治験エコシステムを考える」

タスクベース型コスト算定は今年になって業界の目指す方向性がより明確になり、取り組むスポンサーも増えてきました。一方でDCTのような新しい治験デザインは、治験のFinancial Managementに新たな課題を提示します。IQVIA Financial Management Suiteの最新情報から、タスクベース型コスト算定の医療機関の受け入れ、請求・支払い業務の効率化、DCTとも親和性の高い治験参加者向け支払いソリューションなど、財務管理の視点での治験の合理化に関するヒントをお持ち帰りください。

アガサ株式会社 「AI×Single IRBで推進する治験エコシステムと臨床研究基盤強化への挑戦」本セミナーでは、日本の治験環境が抱える未承認薬問題を背景に、治験エコシステム導入を推進するアガサの取り組みをご紹介します。アガサは現在7万人以上に利用される国内No.1のクリニカル・ドキュメント・プラットフォームとして、製薬企業と医療機関をつなぎ、日本の臨床研究基盤の強化を目指しています。具体的には、膨大な治験文書データを活用したAIによる文書登録支援、Single IRB支援機能、Veeva eTMF連携といった新機能を通じ、生産性・品質・スピードの向上に資するサービスを紹介します。
株式会社Buzzreach 「Buzzreachが描く治験エコシステム ~医療機関起点のDX化が進む臨床試験の近未来像~」近年、治験を取り巻く環境は大きな変革期を迎えており、患者中心起点の治験実現に向けた「治験エコシステム」の構築が急務となっています。特に日本では、症例集積性の向上や治験実施医療機関の集約化は重点課題となってきています。この解決方法としてDCT(分散型臨床試験)は、被験者の参加負担を軽減し、参加機会を拡大、症例集積性の向上やパートナーサイト地域医療ネットワークとの連携を可能にする新しいアプローチとして、日本型DCTという治験の形は未来において、”当たり前”に取り入れていかねばならないタイミングに入ってきています。注目されています。当セッションでは、国内外のDCTの成功・失敗事例を踏まえ、症例集積性の向上や治験実施医療機関の集約化を可能にする治験実施医療機関を起点とし、パートナーサイトと共創する日本型に適したDCTの方向性を考察します。またDX化が進んだ治験業界の近未来像を描き、依頼者・医療機関・患者がWin-Winとなる治験の実現を議論します。
メディデータ・ソリューションズ株式会社 「EDC×EHR連携の最前線 ~Medidataが拓くeSourceの未来~」EDCと電子カルテ(EHR)の連携は、試験や医療機関ごとに高額で長期のカスタム開発が求められ、標準プロセスとするための拡張性に大きな課題がありました。Medidataが提供するRave CompanionおよびMedidata Health Record Connect (以下、MHRC)は、多くの試験でEHR連携が利用できる革新的なeSourceソリューションです。個別でカスタム開発をせずとも、EHRデータを直接EDCへ連携させることで、治験のスピードとデータ品質を飛躍的に向上させます。本講演では、主にアメリカで先行展開中のMHRCが、どのようにして転記・照合作業を削減するのかを紹介し、また、国内での展開についても説明いたします。
サイネオス・ヘルス・ジャパン株式会社 「患者中心型DCTモデルによる治験参加率・完了率の向上:デジタルテクノロジー活用リクルートメントからコンシュルジュサービスまでの統合的アプローチ 」近年、分散型臨床試験(DCT)の普及により、治験の柔軟性と患者理厳正は向上しているが、参加率と継続率の改善は以前課題である。本演題では、SNS活用や独自テクノロジーによる制度の高いリクルートメント、eConsentや遠隔診療などのeSolution、訪問看護サービスや交通・清算管理・心理的支援を含む患者コンシェルジュサービスを統合した患者中心型モデルを紹介する。サイネオス・ヘルスのグローバル事例を通じて、日本の患者ニーズに対応した支援体制とDCTの新たな標準モデルとしての可能性を考察する。
日本電気株式会社(NEC) 「医療データの連携と活用がもたらす医療と製薬の新たな可能性~治験エコシステム実現にむけて~」NECは電子カルテなど医療機関のIT化の一翼を担い、近年では生成AIを搭載した電子カルテの提供などDX化支援に注力しています。現在、長年培ってきた医療データ等に関する知見やAI技術を活かしRWDが安全・安心に循環する世界を実現し、創薬や臨床開発・臨床試験への活用にむけて取り組んでいます。当セッションでは治験エコシステムの実現にむけた具体的な取り組みについてご紹介します。

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